最近よく耳にする「腸内フローラ」
何となくわかるような感じもしますが、いったい何?
今日は、この「腸内フローラ」について調べてみました。
目次
【腸内フローラ】とは?
人間の腸内には100種以上、約100兆個にもなる多種多様な腸内細菌が住み着いています。
そのいろいろな腸内細菌が種類ごとにお花畑のようにグループを作って生息していて
「腸内フローラ」(腸内細菌叢 ちょうないさいきんそう)と呼ばれています。
顔や個性が違うように「腸内フローラ」もそれぞれに全く違っていてその状態は年齢や生活習慣・ストレスなどによっても変化します。
それら腸内細菌たちのタイプもさまざまで、善玉・悪玉・日和見タイプと多岐にわたり腸内でそれぞれに活動しているのです。
腸の活性化で体の不調を改善しよう
腸は心と体の健康に密接に関係しています。
胃や腸は口から入ってきた食べ物を何でも黙々と消化します。
人間が「食べたい」と思って口にした甘いもの、脂っこいもの、お酒、冷たいもの、辛いもの、それらすべてを消化・吸収し、残ったものは便として排泄します。
しかし、この消化管にも限界があります。
暴飲暴食を続けていたり、不規則な生活をしているうちに徐々に不健康な状態になり、血管が汚れ肝臓や内臓に脂肪がたまり、さらに血圧や血糖値に以上をきたすようになり、その結果様々な病気のリスクにさらされていきます。それだけではなく、最近ではうつや認知症といった病にも腸の働きが関係している事が指摘されています。
そこで、体調を改善するためにはどうすればよいか?
生活習慣を見直して腸を元気にする習慣を身につけることがカギとなってきます。
現代日本人の食生活は腸内フローラにかなりダメージを与えています。
保存料や添加物、高カロリーな食品、甘味や辛味の強いものなどの食品の摂取
さらに運動不足やストレスだらけの生活で腸が限界を超える前に見直すべきポイントを挙げてみました。
腸内フローラってどのようなものでしょう
腸内フローラの種類
■善玉菌(有用菌) 乳酸菌・ビフィズス菌など
免疫力を高める
感染症をおさえる
消化・吸収を促進する
ビタミンを合成する
■悪玉菌(有害菌) 大腸菌・ウェルシュ菌など
腸の働きを弱める
腸内を腐敗させて発がん物質や毒素を作り出す
■日和見菌
善玉菌・悪玉菌の優勢な方に味方する
理想的な腸内フローラの状態
善玉菌・悪玉菌・日和見菌 の比率が
2 : 1 : 7
程度が理想的と言われています。
腸内環境を整えるための7つの習慣
①暴飲暴食を避け、腹八分目をこころがける
➁発酵食品を積極的に摂る
➂植物繊維を豊富に摂る
④科学物質を口にしないよう心掛ける
⑤運動習慣を身につける
⑥快便・快眠
⑦ストレスをためない
この7つの習慣を心がけることで腸内フローラを元気な状態に保つことによって
心と体の健康を維持する事ができるのです。
自分で腸内フローラを調べる事ができる
一人ひとり腸内フローラを調べるサービスがあります。
■タカラバイオ
「腸内セルフチェックレポート」では腸内環境のバランスを整える”バランス調整菌”など3つの腸内細菌に分類して、割合を調べます ※個人の検査はできません
■メタジェン
「腸内環境解析サービス」を2018年スタート予定。
解析結果から分析した内容を基に、食事や食習慣の改善のアドバイスを行います。
まとめ
腸内環境を整え腸内フローラを「美しいお花畑」にして、快腸生活をはじめましょう。