温泉を選ぶポイント~泉質でわかる効能の違い~

温泉へ行く際に選ぶ理由は人様々だと思います。

観光や料理、ロケーションなどもありますが、「お湯」の泉質や効能で選ぶ際に

参考になるポイントを集めてみました。

お湯の個性を知る

温泉によってお湯の泉質や効能が違うのをご存じですか?

温泉に行かれた方は脱衣所や浴場に「温泉成分分析書」が掲げられているのを見たことがあると思います。温泉分析書は「温泉法」に基づき各都道府県の登録分析機関により調査した結果を記したもので10年ごとの分析が義務付けられています。

この「温泉成分分析書」を見るとさまざまなお湯の個性を知る事ができます。

温泉分析書で確認するべき5つのポイント

1)泉質別適応症

一般的に温泉の効能は適応症と表示し温泉分析書には、泉質名のつく温泉すべてに共通する一般的適応症と泉質別適応症があります。泉質別適応症は、その温泉特有の効能で薬理効果が高めです。

2)源泉温度

泉温とも言います。この源泉温度が高いほど、成分の濃い温泉である可能性が高く、低いと肌に肌に優しい湯が多い場合が多いです。源泉温度が25℃以上が温泉です。

3)泉質名

成分泉質が複数記載されている場合、先に記載されているものがより濃いその温泉特有のものになります。

4)pH値

pH値とは水素イオンの濃度を表すもので、数値が高いほどアルカリ性、低いほど酸性となります。pH値7.5以上は美肌効果があると覚えておくと良いでしょう。

5)浸透圧

低張性・等張性・高張性と表示されています。高張性ほど温泉成分が濃く体に浸透しやすく、低張性は水分が浸透しやすいです。

泉質によるお湯の特徴の違いとその効果

■単純温泉

無色透明・ほぼ無臭で肌触りが柔らかく、万人向けのお湯といえます。

アルカリ性の場合はぬめりやしっとり感を感じることができます。

神経痛、関節痛脳卒中、高血圧症などの病後の回復期の保養に適しています。

湯冷めしやすいので浴後の保温に注意が必要です。

(阿寒湖温泉、下呂温泉、道後温泉、湯布院温泉など)

■酸性泉

無色透明、または微黄褐色で若干刺激臭がある湯が一般的です。

酸性度が高く、若干ピリピリしますが酸性度が高く殺菌効果があります。

水虫、湿疹などの慢性皮膚病に効果的です。

肌への刺激が強いので敏感肌の方は注意が必要です。

(蔵王温泉、草津温泉)

■硫黄泉

湧出時は無色透明、空気に触れて濁ります。卵が腐ったような独特のにおいがします。

スベスベ感があり、酸性ですが以外に肌になじみます。

抹消毛細血管を拡張させるため高血圧・動脈硬化・心臓病などに効果があります。

またメラニンを分解するためシミ対策にも効果があるといわれています。

(登別温泉、万座温泉、野沢温泉)

■塩化物泉

基本的にはほぼ無色透明でほのかな刺激臭があります。海水の成分に似た食塩を含みお湯にややぬめりがあります。塩分濃度が高いほど浴後にべとつき感があります。

慢性婦人病、皮膚病、冷え性などに効果あり

飲泉すると慢性消化器病や便秘に効果があります。

湯冷めしにくく発汗作用があるので洗い流さず上がると効果的です。水分補給を忘れずに。

(熱海温泉、城崎温泉、指宿温泉)

■硫酸塩泉

無色透明、肌に優しく入りやすい温泉です。

高血圧症、動脈硬化、外傷などに効きます。

また血圧を下げる作用のあるお湯もあります。

含有成分が濃いので、水分補給と休憩しながらの入浴が大事です。

(四万温泉、箱根温泉、山中温泉、玉造温泉)

■含鉄泉

湧出時には無色透明ですが、空気に触れると鉄錆色になります。

鉄錆のような香りがします。

鉄分を含むお湯はややねっとり感があります。

更年期障害やリュウマチ性疾患に、また飲泉すると貧血予防になります。

飲泉直後はお茶・コーヒーは避けた方がよいです。

(長良川温泉、有馬温泉、雲仙温泉)

温泉に入る際に注意すること

素晴らしい効果が期待できる温泉ですが、いきなり長湯したり、何度もはいったりすると湯あたりする場合があるので注意が必要です。

また、硫黄泉などに入る場合は金属類は外して入浴してください。金属が温泉成分に反応して黒く変色する場合があります。

体調や症状に合わせた温泉選びで日々の疲れやストレス、不調を改善しましょう。

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